生みの苦しみ 〜人生最高のクリエイティブ〜


久しぶりの更新です。7月も中旬に入り、すっかり夏空ですね!
長らくブログをお休みしておりましたが
実は、わたくし植田、この度二人目の娘を出産致しました!時は6月25日。
主人の誕生日翌日でございます。

退院してからもうすぐ一ヶ月、ようやく落ち着いて文章を書けるまでに落ち着きました。とはいっても、、長女は1歳10ヶ月。いたずらを覚えた娘のやんちゃぶりが炸裂し、てんてこまいの毎日。
こっちが泣き止んだら、あっちが泣き出す・・
こっちがおしっこしたら、次はあっちがウンチ・・・T_T
一日中、オムツ→ミルク→抱っこ のヘビーローテーションです(笑)


そんなワケで、今の私の頭は完全にお母さんモード。
なんだか、頭ん中がフニャフニャ状態で、難しいお金の話や、斬新なアイデアの企画書も書けない・・なんて、この場で公言しちゃっていいのかしら?(笑)



しかし、この1ヶ月弱、半休業状態にもかかわらず、変わらず情報提供をして下さるお客様、迅速に仕事のフォローをしてくれるクリエイター仲間の皆さん。「宿題作って待ってますから!」とお客様からお言葉を頂いた時には、本当に嬉しかったです。
そして、夜な夜な病院へ駆けつけてくれた親友、おめでとうのメッセージムービーを送ってくれた方も。。
周囲の協力、温かい皆様に恵まれて私は本当に幸せ者です。感謝、感激★
皆様への感謝の気持ちをパワーに変えて、ますます頑張らないと!



クリエイティブ業界に身を置き、日々デザインや企画を提案しているワケですが、毎度グッドアイデアが降ってくるわけではなく、何度頭をひねってもアイデアが浮かばない時があります。何かアイデアを出さなければ!という「生みの苦しみ」。
だけど、この業界で10年以上になりますが、苦しんだもの程、愛着があったり、やりがいを感じたり、お客様に喜んでもらえたり、、そんな経験があるからこそ、この仕事がやめられないんですよね。



以前、デザイナーの友人が「子供は人生最高のクリエイティブ」と言っていた事を思い出しました。
これまで、2回の出産を経験しましたが、まさに「生みの苦しみ」
人生でこれ以上の痛みがあるか?ってほど、痛い!!!とうか、恐怖 *o*
だけど、そんな死ぬほどの苦しみを味わったからこそ、我が子を無条件に愛せるのではないか・・そして、その愛おしさが、生みの苦しみを忘れさせる。
でないと、人間滅びちゃう。
赤ちゃんが誕生した瞬間の、あの神々しい空気感、感動は言葉では言い表せない。



出産って、女性にとって何かとマイナスイメージがつきまといがち。
自分の時間がなくなるー!とか、仕事できなくなるし〜!とか。。。
私も最初はそんな事を考えておりました。



だけど、ある時気づいたのです。
それって、人生足踏みしているだけじゃない?



結婚して、仕事もどんどん面白くなってきて、、子供はまだ。。なんで考えてたけど、自分の一生を考えた時、仕事や夢を追うだけが人生ではない。子を持つ事で今までになかった痛みや喜びを経験し、人間性を深めていきたい。そうなった時、もっと先に進めるのではないか・・。



確かに今は自分の時間も全くなく、行動も制限されています。
が、、今はそういう時期。これまで好き放題やってきた私も子供の為、家族の為に時間を費やし自分も成長して行きたい。そしてきっとまた新しい未来が開けるはずだから。


そんな私の人生、新しいステージの始まり。
さぁ〜、頑張るよー!!

私の旅ノート#02 〜NY編vol.1〜

〜この旅ノートを通して共感して下さったり、同じ価値観を共有できればいいなと思い書き綴っていきたいと思います〜


旅ノート、前回#01のハワイ編の続き、今回はNYでございます。

2004年ハワイから帰国後、海外で働くという目的を果たしてしまい、さて次はどうしようか・・と考えていました。しかし、のんびりしているヒマもなく運良く知人から紹介して頂いた会社に即就職。やはり、何をするにもお金を稼いでおかないと、と言う事で。

入社したのは、これまでベンチャーでしか働いてこなかった私にはマジメすぎる会社。縦社会を重んじる、典型的な日本的考え方。大きな組織の一つのコマとなり、常に周囲との歩調、ご機嫌伺いが重視される職場でした。
自由の国、合理主義の国、アメリカ・ハワイから帰国して1ヶ月も経たないうちに入社したもんで、当然違和感を感じざるを得ない・・。上司から注意されるも、私にはそれがなぜダメなのかいつも頭の中で「???」と思う日々。

しかし、私も日本人。環境にだんだん慣れてくると、その組織の中に順応していくんですね。。慣れってコワイ。

が、、、やはり1年を過ぎた頃、だんだん窮屈さを感じ、そして疑問に思う毎日。


「私、何やってんだろう?」


次第に、友人に今の近況を聞かれても、自分が今どういう仕事をしているのか、何をしているのか、話したくなかった。

それはナゼか?


納得いかない事ばかりの現場で、自分のやっている仕事に誇りなんてない、自信もない。
人に話せるほどの事なんかやってない。。。



こんなんじゃ、私このまま止まってしまう。自分の目指すところへ行けない。と危機感を感じ始めたのです。そんな時、思いついた事。


「そうだ、一度頭をリセットしよう!」


思い立ったら、早い。^^
前から行きたかったNYへの一人旅。
昔から「美術」より「アート」や「デザイン」が好きだった私。そして「現代アート」というものを本場で体感してみたかったというのが目的。
今まで使っていなかった有給を使い、一週間の休暇を申請。
(入社して1年というのに、有給を思いっきり使うという厚かましさ(笑))




いざ、NYへ!!




とにかく、ものすごいエネルギーに圧倒!!
なんだか別世界へぶっ飛んでしまい、テンションMAXになってしまった私★




そしてセントラルパーク。
都会の喧噪の中にこんな穏やかな場所が共存しています。



「Strawberry Fields」
ジョン・レノンに捧げられた記念碑。「Strawberry Fields Forever」から名付けられています。セントラルパークのすぐ近くにある、ジョン・レノンが住んでいたアパート「ダコタハウス」から見えるのだそう。




宿泊はB&Bで。宿にはお金をかけないのが私の旅。^^


こちら、マンハッタンではなくニュージャージーにあるB&B「Studio GAMBO」さん。
日本人のオーナーが経営されておりましたが、残念ながら今はもう無いです(T_T)
対岸に見えるマンハッタンの夜景が恐ろしくキレイで、本当に残念!



そしてチャイナタウン。中国人のコミュニティーは世界中に存在するのですね。

当時(2005年)のグランドゼロはこんな感じ。まだまだ工事現場のようでした。



ここからがホントの目的。ギャラリーめぐり。
マンハッタンのミッドタウンに位置するチェルシー地区。
昔は倉庫が立ち並び、労働者が多く集まる地域だったそうですが、現代では
倉庫を改装したアートギャラリーが点在する、ニューヨークアートの中心地となっています。
ギャラリーは全て無料。そしてびっくりなのは、写真撮影がOKな事。
日本じゃ考えられませんよねー。
作品をスケッチしている人もチラホラ見かけました。



そこに存在するアートは、なんとも斬新。。。
まさに、なんじゃこりゃ??の世界。
そしてその世界観にショックを覚えました。

そう、この世界を体感したかった。

アートは絵だけではない。平面だけではない。音、空間もアート。
静まり返った空間の中に、ひたすらFAXが流れている部屋。
全く、ナゾ。これもアートなのか。。


そしてギャラリー街から少し外れると、閑静な住宅街。
マンハッタンで一番のお気に入りのエリアです♪




現代アートを求めて行ったNY一人旅。
一週間だけだったけど、目に映るもの全てから底知れないエネルギーを感じた。
まさに心にズバッと電気が走る感覚、求めていたものに出会えた瞬間★



この街で「何か」したい。いや、しよう!


そう思ったとき、私の心はすでに次の目標へと向かっていました。
これまでの思いは吹っ切れ、会社員を辞めて独立する事を決めたのです。



これが私のクリエイター人生の原点。
帰りの飛行機では、次なる挑戦へのワクワクとたくさんの刺激で胸がいっぱい。
気持ちが高ぶり、なぜか涙が溢れてきたのを覚えています。


旅は色んな発見があり、新しい世界や価値観を見いだせる。
そして、自分を変える。


タイミングも重要だけど、今、ココから飛び出す勇気は自分次第。

地元イベント ”ツムテンカク” へ行ってきた!

昨日は、ツムテンカクへ行ってきました!
新世界を別世界に・・というタイトルのイベントで、新世界全域を多くのアーティストやパフォーマー達が作品を出展しておりました。

これまで、新世界とアート、デザインって組み合わせがなかったような気がする。100周年って言ったって、来客数は増えたかもしれないけど、そんな盛大な盛り上がりを見せるイベントではなかったような・・。
今回は一応、弊社事務所のある地元?って事で、楽しみに行ってきました!

メインの会場では、独創的なオブジェが点在していたり、たくさんのアーティストの方達が作品を販売していたり、結構な賑わい。可愛い小物や雑貨がたくさん〜♪




商店街では、ゾンビゾーンと言ってゾンビ達が小物を出展、軒を連ねておりました・・・。特殊メイクをその場で500円でやってくれたりするんですが、少し興味はあったものの、そこまでの勇気がなくー_ー;

この商店街、普段はホントに閑散としていて、薄暗くてシーンとしているにも関わらず、さすがこの日は大賑わいでした。商店街も久しぶりに活気を取り戻したことでしょう。商店街の中にも様々なアートが点在。しかし、かなり個性的デス。


下町の雰囲気漂ってますね〜。これぞ、新世界!って感じ(笑)



とても暑かったので、昭和の雰囲気漂う「喫茶店」で一服。


この表現も大阪ならでは(笑)


店内では愛想のいいオバチャンが上品に「いらっしゃいませ〜」と。
そしてミョーに落ち着く店内も、時代を感じさせてくれます。



そんなこんなで、ディープな大阪を満喫した一日でした!
新世界、弊社事務所よりスグ。お越しの際は是非、ご案内いたします〜♪

オモシロ記事 〜事故削減へまず見た目?〜 ベトナムの交通事情

先日の朝日新聞でオモシロイ記事を見つけました。

交通事故の多いベトナムで事故削減のため、警官のイメージアップに乗り出したとの事。運転者のモラル低下に加え、賄賂で違反を許してきた警官も問題視されているのだとか。
面白いと思ったのは、その「警官」に対してのイメージアップをはかり、市民から信用を得るためにメタボ警官を配転させるなどし、女性警官を配置するケースが増えているということ。


※2013年5月19日 朝日新聞より




んー、それでイメージアップに繋がったとしても、
中身が変わらなければ、事故削減にはならないと思うんだけど・・・。
記事の後の方にあった、「メタボ警官を配転させるのと事故削減の根拠は不明。」という文章に思わず笑ってしまった。



弊社にもお客様から様々な依頼があります。
ロゴ制作、パッケージデザイン、商品チラシ、パンフレット、ウェブサイト・・・と媒体は様々ですが、その際に一番困るのが

「とりあえず、見た目かっこ良く作って!」という言葉。


はい、もちろん見た目はかっこ良く作らせて頂きます。


が、、、ホントの勝負はそれを生かしてこそナンボなんです!
そのツールを生かすも殺すも、お客様の努力にかかっております!



という事なんですよね。
私達は、デザインを提案させて頂いておりますが、あくまでそれはPRするための「ツール」なのであって、見た目を良くしただけでは「売れる」とは言えません。その見た目にはお客様の想いが存在し、正しく反映されているべきだと思うのです。
そして、お客様が自信をもってPR出来る事、それが反響となってお客様の自信に繋がる。そうした好循環を巻き起こす事が本来の目的であると考えます。



何事にもアウトプットするにはそれなりの根拠が必要。自信をもってその根拠が説明できなければ、伝わるものも伝わりませんものね。。

私の旅ノート#01 〜ハワイ編〜

先日、「関空旅博」へ行ってまいりました。
国内外の観光局や航空会社、旅行会社などが集結しPRを行うイベントです。
世界中の最新観光情報やお得な情報、また世界のグルメも出店!国際空港らしく、旅の話題満載のイベントでした!
また、イベントステージではベリーダンスや、バリ舞踊などの公演もあったりと世界を満喫。


そして、スペシャルステージは・・・吉本興業より、ほっしゃんとなかやまきんに君によるトークショー(笑)さすが、芸人さん。生で観るとやっぱり声の張りが違いますね〜。そしてお客さんとの絡みがウマイ!これまでの旅の思い出などを語っておられました。

そんなトークショーを観ながら、私がこれまで訪れた国々を思い出しておりました。20代の頃、心の赴くままに旅しておりました。最近は子供も小さいので、海外へ行ける回数もめっきり少なくなってしまいましたが、これまでで印象深かった旅ノートを綴りたいと思います。




そんな第一回目はハワイ編。



それは10年前。当時企画会社に勤めており、毎日終電に飛び乗って帰る・・というような仕事尽くめの毎日。仕事を任されるようになり、そんな中で日々のストレスを感じ、自分の将来の展望を考えた時、突然大きな冒険をしたくなったのです。
以前から考えていた「海外生活」。学生時代「留学」という選択はしなかったけれど、社会人になって、仕事を任されるようになり、ある程度自分に「自信」がついたんですよね。今思えば、ちょっと生意気かも。だけど知らない土地で、イチから何かを始めたい、自分を試したいと思い立ってしまったんです。

思い立ったら即行動!ビザの関係で就職は難しいものの、「インターン」という制度で渡米する事に。行動を起してすぐに、ハワイの現地法人からオファーを頂きました。
アメリカは当時何回か行っていたけれどハワイのような「リゾート」には全く興味なかった私。インターンでハワイへ渡るまで、一度も行った事がなかったのです。

しかし、行ってすぐにわかりました。なぜ人々はハワイが好きなのか。そして必ずリピーターになるのかを。体感した人にしたわからない、開放感と爽快感?なんとも言えない透き通った空気、そして花の香り。ハワイアンブルーとはまさにこの事、こんなに空と海が青いのか!というあの感動は忘れられません。これまで自分の心に溜まっていたものが一気に吹き飛ばされたというか、何もかもがクリアにされたような気がしました。



※ワイキキにて



しかし、素晴らしいのは空や海だけではないのです。住んでみて分かった事、それは現地の人々の温かさ、そして全てを寛容に受け入れてくれる精神、アロハスピリッツ。
うまく言葉では説明できませんが、相手を受け入れ、自分の精神そのものを相手に与える心・・・と言いましょうか。「ALOHA」の言葉の持つ意味がわかった時、本当に心が穏やかになり自分が生まれ変わった気がしました。





さて、オファーを頂いて私が働く事になったのは、Tシャツのプリント会社。工場とオフィスが併設されており、私はデザイン部門で働く事に。
一応、「プロ」としての採用だったため、かなり優遇して頂きました。
住む場所も全て手配して頂き、アパートはStudioタイプで1ヶ月800ドルと決して安くはない値段(ハワイは高い!)も会社が全て負担してくれたのです。後で聞けばそんな高待遇なインターン生活はないよ!あなたは本当にラッキー!と良く言われたものです。



※写真は住んでいたアパートの周辺 Makiki Kewalo st ワイキキから少し離れた閑静な住宅街。


Makiki(ワイキキ近く) からkalihi(空港近く)まで毎日片道30分の道のりを自転車で通うというアクティブな毎日。太陽に燦々と照らされながら、会社に着く頃には汗びっしょり。しかし、爽やかな汗でした。いや〜、あの頃は若かった!


私はデザイン部門だったため、工場の中にあるアートルームで仕事をしておりました。
Tシャツプリントの原画(デザイン)から版下までの作業が主な仕事で、デザインのメインはイラスト。その時のご縁で帰国してから10年近く経つ今でも当時のお客様からデザインの依頼を頂いており、メールと電話にてやりとりさせて頂いております。本当にありがたい!(涙)


※当時仕事をしていたアートルーム。外にはシルクスクリーンの機械が3台あり、工場との連携しながらの作業。




※当時担当したマラソンイベントのTシャツ。賞品の車もラッピングされています〜。


そして、こんな事も。現地の新聞で取材を受けました!^^



仕事はこれまでの経験とスキルがあったので、すぐに慣れましたがやはり苦労したのは言葉。英語が不十分なまま行ったのですが、日本で勉強していた英会話は全くモノにならず・・T_T 当たり前ですよね。
毎日、電子辞書と英語の本、ノートを持ち歩き、事あるごとにその場でページをめくっておりました。
アパートに戻ったら、英語の予習復習。今日交わした会話、明日交わすであろう会話。もう基本を学んでいるヒマはない。とにかく日々生きて行くための言葉を身につけなければと思い、自分でシチュエーションを想定し、まるで歌や台詞を覚えるかのように文章を暗記する日々・・(笑)トレーニングのために英語で日記を書いてみたり・・ 慣れてきた頃にはジョークを交えてみたり。
しかし、言葉も失敗の連続を重ね身に付いてはきましたが、やはり仕事の中でのトークになるとつまづく事が多々ありました。うまく理解できなくてとんだ勘違いをしていたり、クライアントから言葉の通じる人を出せとピシャリと電話口で言われた事も。。その時はただただ、悔しかった。





自分の力で、その場を生き抜く。
伝手もなく、誰も知らない場所に、ポーンと一人飛び出した時、本当の自分の力が試される。
その為には、自分とは何か、どんな人間なのか、アイデンティティをしっかりと持ち、「自分」を主張しないと生きていけない。当時のそういった経験が今の自分に繋がっていると強く思うのです。


そんな素晴らしい人生経験ができたハワイでの生活。私の人生観を大きく変えるターニングポイントとなりました。そして、独立する際にもその時の経験や自信が私にとって大きな力となったのです。


一歩踏み出す事の勇気、その先にある未来を信じて、決めるのは自分しかいない。しかしそこにある無限の可能性を知った時、その感激や感動に病み付きになる。
だから、これからも冒険はやめられないんですよね。

和歌山電鉄 貴志川線の旅 たま駅長に会ってきた!


降り続いた雨もスッキリ上がり、この日曜は澄み切った空。絶好の行楽日和となりました。
そんなワケで、前から気になっていた和歌山電鉄・貴志川線の「たま駅長」に会いに、いざ和歌山へ!私の住んでいるところから、和歌山まではそんなに遠くはないので、だいたい車でいくのですが、今回は電車に乗らないと意味がない!ので、電車で行く事に。

猫を駅長にするという何ともユニークな発想ですが、最近はメディアで同じみのこの貴志川線、デザインも注目なのですが、そもそもの仕掛人は誰なのか?が一番気になるところ。地域活性の活動に興味があり、一体どのようにしてここに至ったのか、そして地元の反応は?地域の取り組みは?そんなたくさんのギモンを胸に実際の現場を見てみよう!というのが、今回の目的です。

私の住む貝塚市から南海電鉄貝塚和歌山市、JR和歌山まで乗り継ぎ、貴志川線へ。
到着した列車は「いちご電車
とっても可愛いです♪

床がフローリングになっていたり、木製のつり革だったり、、一般的に無機質な列車には感じられない「温かさ」がありました。こども達も大喜び!なんでもイチゴは終着駅の貴志駅周辺の特産なんだとか。
のどかな風景の中、揺られる事20分ほど?終点貴志駅へ到着〜。




デザインが徹底されております。


駅舎もパチリ。

たくさんの観光客で賑わっておりました〜。子供も多かったですが、大人もいっぱい。


そして、そして〜、たま駅長

結構狭い中に閉じ込められているのね・・ ちょっと可哀想かも-_-;



せっかくなので、町をぶらりと思い歩きかけるも、、、





な〜んにもない!!
ちょうどお昼頃に到着したので、お店を探そうとするが・・・




ない!!





これって、どうよ?
びっくりするくらい、周辺がシーンとしているではありませんか!
仕方なく・・・戻る。
電車も乗ったし、駅舎も見れたし、たま駅長にも会えたし。と言い聞かせる。


そして、帰りは「たま電車」

こちらもユニークなデザイン。徹底してます。なんだか幼稚園みたい〜。


社内に本棚があったりして、本を読む事ができます。




んなわけで。移動時間の方が長かったという今回の旅。
少子化や利用者の減少により危機的状況にあったところを存続問題が浮上し、このようなプロジェクトに至ったのだそうですが、電車のコンセプトはもちろん、デザインも洗練されている、そして話題性もある。しかし、これが地域にどれくらい反映されているんだろうか?というところを知りたい。少なくとも、メディアから伝わる話題性だけで、人々は足を運ぶものの、リピーターは見込めるのだろうか?貴志駅の「目玉」であるたま駅長に会えたら、その次には何かあるのか?現在のところ、「たま駅長」が人々の興味の終着点になっていて、電車に乗ったその先に広がる「楽しみ」が見えるともっと人は興味を持ち「目的」が見え、利用者が増えるんじゃないの?なんて勝手に思ってみたり。これからそれが見えてくるのかもしれませんが、何となく地域との温度差を感じたような・・そんな旅でした。

工場見学レポ Vol.3 @小西樹脂工業様 株式会社網専 様 〜ものづくり社長から学ぶ〜

昨日、クリエイター仲間の皆様と工場見学へ行って参りました。
小西樹脂工業様は、前回私一人で行ったのですが、皆も是非行ってみたい!との事で今回はメンバー計6人でお邪魔させて頂きました。

小西樹脂さん、そうです、先日iPhoneカバーを作って頂いた会社さんです。
今回は、工場見学含めこれから行う商品開発の為のヒアリングも兼ねての訪問でした。
私はすでに一度伺っていた事もあり、大体のお話は聞いておりましたが
今回初めて訪問したメンバーの皆さんは興味深々!


技術的な事含め、素材の事などを一通り教えて頂き、
なんと、社長のご厚意で7/20に岸和田の波切ホールで行なわれるビジネス交流会での商品の出展の機会を頂きました!
とりあえずは、この日を目的にいざ、行動開始です!
そんなこんなで、仕事関係の話は横へそれていき・・しばらく談笑ののち、その場はお開き。

そして、次へ向かったのは、特殊金属を製造されている株式会社網専様へ訪問。
金網といっても色々ありますが、一般的には表立ったところに使用される事はなく電化製品に内蔵されていたり、わかりやすいもので言うと、ウォークマンのイヤホンなどに使われているそうです。


工場内には織機がズラリと並んでおり、キレイに整備されておりました。
日本の誇るべく3Sが行き届いておられます。

写真ではちょっと見えにくいですが・・こ〜んなに細い針金を織機で織っています。
髪の毛より細い!(赤い矢印の差しているところです。)


こちらの会社、これまで積極的にアーティストの方とコラボし、様々な商品開発をされております。写真は、金網のモアレを利用した照明。


歴史ある地場産業、技術を生かし、これまでには全くなかった新しいモノを創り出す。この発想の転換が素晴らしいですね。そしてそれを実現されているところもまたスゴイ事です。


たくさんの商品や、素材、または商品化の過程にあるものなど、盛りだくさんの内容で談笑しながら、あっという間に時間は過ぎてしまいました。それにしても、今回2件のものづくり企業さんを訪問しましたが両社とも、技術はもちろんの事、それ以外にどのように商売へ結びつけてきたか、それまでの道のり、人との関わりかたなどを二人の社長の話を聞きながら勉強させて頂きました。
アツく、そして真剣にお話して下さり、そして私たちに新たな機会を設けて頂くなど、今回の工場見学で二人のものづくり社長と会い、温かい気持ちで帰路についたのでした。


そして、早速。その後はお決まり飲み〜♪
というワケで、今後のスケジュール含めメンバーで戦略会議。
とりあえず、目先の目標を定め着実に形にしていきたいと思います。



やるぞー!