和歌山電鉄 貴志川線の旅 たま駅長に会ってきた!


降り続いた雨もスッキリ上がり、この日曜は澄み切った空。絶好の行楽日和となりました。
そんなワケで、前から気になっていた和歌山電鉄・貴志川線の「たま駅長」に会いに、いざ和歌山へ!私の住んでいるところから、和歌山まではそんなに遠くはないので、だいたい車でいくのですが、今回は電車に乗らないと意味がない!ので、電車で行く事に。

猫を駅長にするという何ともユニークな発想ですが、最近はメディアで同じみのこの貴志川線、デザインも注目なのですが、そもそもの仕掛人は誰なのか?が一番気になるところ。地域活性の活動に興味があり、一体どのようにしてここに至ったのか、そして地元の反応は?地域の取り組みは?そんなたくさんのギモンを胸に実際の現場を見てみよう!というのが、今回の目的です。

私の住む貝塚市から南海電鉄貝塚和歌山市、JR和歌山まで乗り継ぎ、貴志川線へ。
到着した列車は「いちご電車
とっても可愛いです♪

床がフローリングになっていたり、木製のつり革だったり、、一般的に無機質な列車には感じられない「温かさ」がありました。こども達も大喜び!なんでもイチゴは終着駅の貴志駅周辺の特産なんだとか。
のどかな風景の中、揺られる事20分ほど?終点貴志駅へ到着〜。




デザインが徹底されております。


駅舎もパチリ。

たくさんの観光客で賑わっておりました〜。子供も多かったですが、大人もいっぱい。


そして、そして〜、たま駅長

結構狭い中に閉じ込められているのね・・ ちょっと可哀想かも-_-;



せっかくなので、町をぶらりと思い歩きかけるも、、、





な〜んにもない!!
ちょうどお昼頃に到着したので、お店を探そうとするが・・・




ない!!





これって、どうよ?
びっくりするくらい、周辺がシーンとしているではありませんか!
仕方なく・・・戻る。
電車も乗ったし、駅舎も見れたし、たま駅長にも会えたし。と言い聞かせる。


そして、帰りは「たま電車」

こちらもユニークなデザイン。徹底してます。なんだか幼稚園みたい〜。


社内に本棚があったりして、本を読む事ができます。




んなわけで。移動時間の方が長かったという今回の旅。
少子化や利用者の減少により危機的状況にあったところを存続問題が浮上し、このようなプロジェクトに至ったのだそうですが、電車のコンセプトはもちろん、デザインも洗練されている、そして話題性もある。しかし、これが地域にどれくらい反映されているんだろうか?というところを知りたい。少なくとも、メディアから伝わる話題性だけで、人々は足を運ぶものの、リピーターは見込めるのだろうか?貴志駅の「目玉」であるたま駅長に会えたら、その次には何かあるのか?現在のところ、「たま駅長」が人々の興味の終着点になっていて、電車に乗ったその先に広がる「楽しみ」が見えるともっと人は興味を持ち「目的」が見え、利用者が増えるんじゃないの?なんて勝手に思ってみたり。これからそれが見えてくるのかもしれませんが、何となく地域との温度差を感じたような・・そんな旅でした。