第1回 きものサロン「母から娘に継ぐ、古き良き文化」

10月22日、第一回目の「きものサロン」を開催いたしました!

「きものサロン」とは
着物って、改まった場所にしか着ていかないイメージがありますが
季節の行事や、デートや女子会、もっと気軽に楽しみたい!
とにかく着物が好き、着付けがしたい、そんな方のための
着物を楽しむサロンです。


着付け教室など、形式張ったやり方ではなく
その方の要望に応じ、その方に合わせたやり方で
プロの着付師が、技術・コツの他、コーディネートの仕方や
作法、所作などを伝授いたします。

今回、ご参加頂きましたのはワタクシ植田の友人2名!
うち1名はお母様(60代)とご一緒に参加されました。

一人目の友人は、以前に着付け教室に通っていたけれど
座学ばかりで、途中で挫折しまわれたそうで
もう一度勉強しなおしたい。実技を教わりたい。
とのこと。今回は、来月の七五三にお子様の着物を着せたい
とのことで着物を持参頂きました。

二人目の友人は、お母様の方が以前は着物の着方を
知っていたのだけれど、忘れてしまったので、もう一度
思い出したい。ということで友人が着付けモデルとなり
お母様のレッスンとなりました。
友人いわく、嫁入り道具にと作ってくれた着物。
知らない間にこんなにたくさん用意してくれていたのかと
感動したそうです。だからこそ、しまっておくだけでなく
もっと着物を着たい!という思い。


うん、わかります。その気持ち。


皆さん、以前から経験があることもあり、手際もスムーズ??
手ほどきを受けながら、ポイントをしっかり押さえていきます。


途中「頭ではわかったつもりでいるけれど、手がついていかない〜」と
嘆くお姿も。笑


そうそう、見ていると簡単そうには感じるのですが
いざ、自分の手を動かすとなると、できないもんなんですね〜



実は、教えているこのプロの着付師とはワタクシ植田の
母なのでございます。

「娘の成人式に着物を自分で着せたい!」という目的があり
着付け教室へ入門。私が小学生の頃です。
何事にも熱心に打ち込む母は、そこからのめり込み、今や
職業になっております。主に婚礼の着付けを専門にしており
現役キャリア20年以上。


そして、当初の「成人式に娘の着付けをする」という目的は
私が20歳になった時には着付けが職業になっておりましたので、
成人式当日は、仕事での着付けに追われ、肝心の娘の着付けができず??
母の職場に行って、別の方に担当して頂きました・・。笑

しかし、その十数年後、私が結婚する時には白無垢を
母に着せてもらいました。これはなかなかできない経験なので
私も大変感慨深く思っております。


レッスン中は、私は友人二人の子供ちゃんと遊び〜。
大はしゃぎで、汗だく。


レッスン後はみんなでティータイム♪

ほっと一息、話は盛り上がりました。
それもそのはず。
今回参加頂いた全員にいくつか共通点があります。
・3世代で同居。いずれも実母と。
・全員、娘を持つ母
・母親、自分達、子供達、それぞれが同級生。
 母親(S26年生まれ)自分達(S53生まれ)子供達(H23生まれ)

そりゃー、話は尽きませんよ。
話題は、子供や親の話。子供目線の言い分や、親目線での言い分
色々考え方があって楽しかったです。


着物。
考えてみれば、着物って自分で買った事が無い。
子供の頃から、気がつけばそばにあって
必要な物は全てきちんと揃えられていた。
全て、母が用意してくれたもの。母が教えてくれたもの。

きっと、母も同じ様に祖母から与えてもらったのだろう。
そして祖母も、その前のご先祖様も。
母から娘に継がれていく、日本が誇る、古き良き文化。

そんな歴史や、受継いだ愛情を味わいながら
ゆる〜い空間で、じっくり着物に触れてみるのも
良いものですよ♪