厳しさとは?

最近話題となっている体罰問題。
私は小・中・高とソフトボールをやっておりまして。
市立ではありましたが、中学ではナンバー1になったチームでした。
というワケで、体育会系出身。強いチームだけに確かに厳しかったし、監督が怖かった!
しかし、当時は「体罰」という言葉は感覚としてなかったように思います。
今思えば「精神を鍛えられた」という感じでしょうか。
エラーをした時など、ベンチで鬼のような形相で待ち構えている監督のもとにかけより、怒鳴られたものです。冷静に考えてみると、「ナゼ、怒られるのか?」と思いますが、失敗を怒るという事は、失敗はダメな事だと教える、またはやってはいけない事だと言い聞かせる・・そのために、ゲンコツやビンタがなぜ必要なのか?って事です。
今思えば、常にチームに緊張感を持たせる事によって規律を正す、あるいは集中力を高める・・そんなところでしょうか。しかし行き過ぎると怒られるのが怖くて萎縮してしまい、本来の力を発揮できなかったりするんですよね。


でも大人になった今、当時の厳しかった経験が多いに役立っているんです。


特に日本は、○○道などの道義を重んじる文化にあるので、厳しい環境に耐え抜く、上の者に従う、、事が結果強さに繋がる・・という考え方がありますよね。
ある意味しつけでもあり、昔からそうやって厳しく育てられてきた年代の方々がマジメで優秀な日本を守ってこられたわけです。
しかし、最近では親が子を怒れなかったり、上司が部下に怒れない、または先生が生徒を怒れないなど、「育てる」側の人間がとても弱い立場になっています。またはクレーマーだったり。文句言ったもん勝ちみたいな。
これには現在の歪んだ社会が反映していると思うんですよね。


そう言う私もそんな今を生きてるワケで。子を持つ親として、これからの社会をどのように生きていくか、また本当の厳しさとは何なのか自分に問いかけつつ、子供を育てながら自分も成長していきたいと思うのです。