夢のマイホームは築25年の成型工場!

来年の4月で結婚3年目を迎えます。
結婚当初は、これから家族も増えるし、しばらくしたらマイホームを持とう!と考えておりましたが、夫婦で会社を営みながら、日々必死でなかなか家を建てる計画まで頭が回らなかったんですよね。しかし、ある事をキッカケに面白いプロジェクトを思いついたのです。



以前、このブログでも紹介させて頂いておりますが、現在製造業をターゲットにした「工場ブランディング」なるものを展開しておりまして、そんな事もあって「工場」へ出向く機会が増えました。実は、私の実家は昔射出成型の工場を営んでおり、私が幼い頃は家の隣が工場でした。現在は拠点を海外に移し、工場は今もそのまま残っているんです。
たくさんの製造業様を訪問させて頂いているうちに、今は倉庫と化してしまった自宅横の工場を思った時、「コレだ!」と思ったんですよねー。



よし、工場に住もう! 笑



結婚前に、よく主人とモデルルームを見てまわったものです。だけど、どれ一つときめくものがなかった。家は確かに立派なんだけど、なんだか自分たちのスタイルにしっくりこないというか。だからマイホームを持つ事に対してあんまり興味を持てなかったんでしょうね。
しかし、工場に住むと思いついてからは、どんどんアイデアが膨らんで、より自分達らしいスタイルを見つけられたような気がしました。



私が子供の頃、父が営んでいた工場。
私達の成長を支えてくれた工場。
父と母の努力と苦労が染み付いた工場。
家族の思い出が詰まった工場。
20年以上の時を越え、これからは私の新しい家族が新たな歴史を刻みます。



工場をリノベーションし、仕事、遊び、生活、すべてが集まった居住スペース。そんな私達家族の夢をカタチにしてくれるのは、空間デザインの匠、有限会社空間創造事務所ココチ代表・河内氏。都市開発の仕事を主に展開している彼の独特な発想と着眼点で、私達の想いに沿ったコンセプトとストーリーを導きだし、期待どおり予想外の斬新なアイデアを提案して頂きました。
コンセプトは「集」。人が集まり、情報が集まる。
コミュニケーションの発信地として今プロジェクトがスタートしました。


というわけで、先日より来年の着工に向けて、工場の整理を始めたのですが・・・。
お恥ずかしながら、ガラクタの山を公開。
【Before】作業前

【After】作業後


全然変わってねぇーじゃん!笑


2トントラックに約500kg分のガラクタを積み込んだのですが、作業前と作業後の差がほとんどありません・・・。
まだまだ道のりは長そう〜 T_T。




独立した時に心に決めた事「この仕事を一生続ける」

住む場所、生活環境・・・女性は結婚、出産によって大きく環境が変化します。なんとなく世間一般的に女性の結婚・出産は社会的にマイナスイメージが強い。子供のために仕事をあきらめる、仕事の為に家族を犠牲にする。そうではないんです。結婚したって、子供がいたって、十分に羽ばたける!そのために、環境を整える事。会社を始める時に、これをまず一番に考えました。もともと自営業の家庭に育ち、先に言いましたように子供の頃は家の横が工場だったので、常に仕事と生活は一緒。そんな環境で育ったので、仕事と生活が共存するする事はごく自然な事。「仕事」は生活の一部であって、歯を磨くとか、お風呂に入るのと同じ感覚なんですよね。逆に仕事と生活を分けてしまう事に不安を感じたりします。


環境に身をまかせるのではなく、自分で環境をつくる。
自分がどのように生きていくかブレない決心と、自分を取り巻く人達、あるいは自分を支えてくれている人達も幸せになれる環境を作る。そのためには、努力が必要。だけど、それが自分が幸せでいられる条件だと私は思っています。


さぁ、どんな空間に仕上がるのかワクワクします!
これから、工場リノベーションの様子をアップしていきます。どのような空間に変化していくのか、乞うご期待!